マツエクやまつ毛パーマのセルフキットの説明書には、「プライマー」という知らない用語が出てくるかと思います。
プライマーがどんなもので、何のために使用するのか分からず、困惑している方も多いのではないでしょうか?
プライマーとは、一言でいうと「マツエクやまつ毛パーマの仕上がりや持ちを良くするためのアイテム」です。
本記事では、プライマーの使い方や代用品について詳しく解説していきます。
「プライマー」とは?
プライマーとは、マツエクやまつ毛パーマの施術を行う前に施す「前処理」の工程や、そのために使用する「薬剤」のことを指します。
マツエクやまつ毛パーマの前にプライマーを使用して前処理を行うことで、まつ毛の表面に付着したタンパク汚れや油分などを落とし、仕上がりや持ちを向上させることができます。
なお、まつ毛に付着している汚れの多くはアルカリによって落ちるため、プライマーはアルカリ性の成分でできていることがほとんどです。
また、マツエクにおいては、プライマーによって自まつ毛の水分量の調整ができることから、グルー(接着剤)の硬化速度を早めて持ちを良くする効果もあります。
まつ毛パーマにおいては、プライマーによって自まつ毛のph(ペーハー)を調整でき、パーマの薬剤を適切に作用させる効果もあります。
このような理由から、プロが施術を行うアイラッシュサロンではプライマーを使用した前処理を必ず行っており、セルフの場合も同様にプライマーの使用が推奨されています。
プライマーの使い方
プライマーによる前処理はとても簡単で、所要時間は3分ほどです。
必要な道具は、「プライマー」と「綿棒」のみです。
前処理を行う前に、マツエクやまつ毛パーマの施術に必要なテーピング等を済ませたら、以下のような手順で行います。
目に入ると不快感を伴う場合があるため、液だれしない程度に量を調整しましょう。
まつ毛の生え際に汚れが溜まっている場合が多いので、根本ギリギリまで綿棒を当てましょう。
汚れが多い場合は新しい綿棒を取り換え、同様に繰り返しましょう。
マツエクやまつ毛パーマの施術は、プライマーの水分が完全に乾いてから行いましょう。
多くのアイラッシュサロンでは上記のような方法で前処理を行っており、この方法はセルフでも行うことができます。
ただしセルフの場合は、2本の綿棒で自まつ毛を挟むのが難しい場合もあるかもしれません。
その際は、プライマーを染み込ませたコットンを自まつ毛の下に敷いて、同じくプライマーを染み込ませた綿棒で上からこする方法もあります。
また、主成分が水であるプライマーの多くは、まぶたに付いても問題ない場合がほとんどです。
しかし、製品によっては刺激が強い場合もあるため、万が一、違和感を感じた場合はすぐに水で洗い流しましょう。
プライマーの入手方法
プライマーは、薬局や雑貨店などで市販されていません。
そのためプライマーは、アイラッシュ用品の問屋や通販などで購入する必要があります。
なお、一般の方はアイラッシュ用品の問屋での購入はできないので、通販で購入するしか方法がありません。
amazonや楽天などの大手ECモールではプライマーがいくつか販売されており、誰でも購入することができます。
プライマーの選び方
プライマーを選ぶ基準として、以下の2点を押さえておきましょう。
低刺激・無刺激であること
デリケートな目元に使用するプライマーは、低刺激や無刺激であることが大切です。
プライマーの多くは主成分が水ですが、ごく稀にエタノールなどの刺激成分が含まれているプライマーも販売されています。
エタノールが含まれているプライマーは、皮膚に付着したり目の中に入ったりするリスクを考えると危険であるため、とくにセルフの場合は避けたほうが無難です。
脱脂力・洗浄力が強いこと
プライマーを使用する一番の目的は、自まつ毛の洗浄や脱脂です。
マツエクやまつ毛パーマの施術前にしっかりと汚れを除去できるよう、脱脂力や洗浄力に優れた製品を選ぶ必要があります。
おすすめのプライマー
amazonや楽天などの大手ECモールで販売されているプライマーの中で、おすすめの商品は以下のプライマーです。
どれを購入したら良いか悩まれている方は、ぜひ参考になさってください。
プライマーの代用品
プライマーが手元になく、すぐに前処理をしたい場合、代用品をお探しの方も多いかと思います。
しかし、プライマーの代わりとなるものは、基本的にはありません。
拭き取りは精製水がおすすめ
プライマーの代用品となるものはありませんが、プライマーを使用せずに前処理をしたい場合、汚れを念入りに水で落とす方法があります。
この場合は、水道水でも構いませんが、できれば不純物の含まれない精製水を使用することをおすすめします。
アイラッシュサロンでも、プライマーのほかに水分を使用する場合は、精製水を使用しています。
水とエタノールを混ぜるのは非推奨
プライマーの代用品として「水とエタノールを混ぜたものを使用する」という話を聞くことがあります。
しかし、汚れを落ちやすくする目的で水にエタノールを混ぜる場合、少量のエタノールでは汚れ落ちに効果を発揮しません。
また、仮にエタノールの濃度を高くした場合は、皮膚に付着したり目の中に入ったりした際に危険です。
そのため、水とエタノールを混ぜたものをプライマーの代用品とするのは、おすすめできません。
メイク落としシートは非推奨
メイク落としシートには、油性のメイクを素早く落とすため、油分が含まれています。
メイク残りなどの汚れは落とすことができますが、まつ毛に油分が残留してしまいます。
まつ毛に油分が残留した状態でマツエクやまつ毛パーマの施術を行うと、仕上がりにムラができたり、持ちが悪くなったりする場合があります。
そのため、プライマーの代用品としてメイク落としシートを使用するのは、おすすめできません。
マツエクやまつ毛パーマのプライマーまとめ
本記事では、マツエクやまつ毛パーマのプライマーについて詳しく解説してきました。
マツエクやまつ毛パーマの施術前にプライマーで自まつ毛を拭き取ることで、仕上がりや持ちがアップします。
なお、プライマーの代用品となるものはないため、セルフでのマツエクやまつ毛パーマをされる方は、用意されることをおすすめします。
プライマーとあわせて使いたいアイテム
マツエクやまつ毛パーマの持ちや仕上がりを左右するのは、プライマーによる洗浄効果だけではありません。
以下のアイテムをプライマーとあわせて使うことで、マツエクやまつ毛パーマの持ちや仕上がりは、さらにアップします。
よろしければ、ご参考ください。
まつ毛美容液
まつ毛美容液は、まつ毛のお手入れの必須アイテムです。
自まつ毛にハリやコシをもたらすことで、マツエクやまつ毛パーマの持ちや仕上がりは各段に良くなります。
まつ毛美容液をお探しでしたら、水橋保寿堂の「EMAKED(エマ―キッド)」がおすすめ。
EMAKED(エマ―キッド)は口コミの評価も高く、とくに人気のまつ毛美容液です。
クレンジング
アイメイクをしっかり落としつつも、まつ毛への摩擦を最小限に抑えるためには、クレンジング選びが大切です。
そろそろクレンジングの買い時でしたら、マナラの「ホットクレンジングゲル」がおすすめです。
汚れ落ちが良い、マツエクOK、W洗顔不要、香りが良い、美容成分が高配合、といった、重要なポイントをいくつもクリアしている、優秀なクレンジングとなっています。
こちらも口コミ評価がとても高く、たくさんの方が使用している、信頼のアイテムです。
コーティング
コーティングは、クリアマスカラのような透明のジェルでまつ毛を保護し、持ちを良くするためのアイテムです。
キープ力に優れているため、バラついてきた毛流れを整えたり、束感を出したりすることもできるので、1本持っておくと重宝しますよ。
とくにおすすめのコーティングは、フェニックスアイの「カールアップコーティング」です。
コーティングは市販されていない商品が多いですが、こちらはAmazonや楽天などの大手ECモールで購入することができます。