フラットラッシュまとめ|最軽量で負担の少ないマツエクの種類はこれ!

マツエクのフラットラッシュ

フラットラッシュは、数あるマツエクの種類の中でもとくに人気の毛質です。

これから初めてフラットラッシュを付ける方は、フラットラッシュがほかのマツエクと比べてどのような特徴があるのか気になっているかと思います。

[say name=”お客様” img=”https://eyelash-press.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/komarigao-4.jpg”]フラットラッシュって一体どんなマツエク?[/say]
[say name=”お客様” img=”https://eyelash-press.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/komarigao-2.jpg”]ほかのマツエクとの違いや特徴を教えて![/say]
[say name=”お客様” img=”https://eyelash-press.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/komarigao-3.jpg”]フラットラッシュにデメリットはないの…?[/say]

筆者は2012年からアイリストとしてアイラッシュサロンで働いてきましたが、フラットラッシュが出回った当初からこういったご質問に数多くお答えしてきました。

そこで本記事では、マツエクの毛質の一つであるフラットラッシュについて詳しく解説していきます。

フラットラッシュが気になっている方は、ぜひ本記事を参考になさってください。



目次

マツエクの「フラットラッシュ」とは?

フラットラッシュとは、マツエクの毛質の一種です。

ときどき、フラットラッシュを新しい技術と勘違いされるお客様もいらっしゃいますが、技術そのものは一般的なマツエクと同じです

なお、フラットラッシュはマツエクの技術の中でも、最もスタンダードなシングルラッシュに分類されます。

[memo title=”シングルラッシュとは?”]
シングルラッシュとは、1本の自まつ毛に1本の人工毛を装着していくタイプのマツエクの総称です。シングルラッシュはフラットラッシュ以外にも、シルクエクステ、ミンクエクステセーブルエクステなどがあります。
ちなみに、1本の自まつ毛に複数本の人工毛を装着していくタイプのマツエクはボリュームラッシュといいます。
[/memo]

マツエクの毛質にはいくつか種類があり、それぞれ付け心地見た目が異なります。フラットラッシュは、シングルラッシュの中でもとくに軽量持ちが良いことが魅力です。

そのためフラットラッシュは、自まつ毛が細い方やマツエクを長持ちさせたい方を中心に人気を集めています。現在では、マツエクのスタンダードな毛質として、多くのアイラッシュサロンがフラットラッシュを導入しています。

また、フラットラッシュは従来のシングルラッシュに見られる重さや持ちの悪さが改良されたマツエクなので、一度ご経験されたお客様のほとんどが、その後もフラットラッシュをリピートされてます。

[say]私がアイリスト時代に担当していたお客様も、ほとんどの方がフラットラッシュをリピートされていました。[/say]

フラットラッシュの特徴

まずは、フラットラッシュがどのようなマツエクなのか特徴を解説していきます。

フラットラッシュの特徴その1.「断面の構造」

「Flat(フラット)=平らな」という言葉が名前の由来にもなっている、フラットラッシュ。

その大きな特徴は、断面が平らであることです。

通常のマツエクは、人工毛1本1本の断面が丸い形をしています。それに対しフラットラッシュの断面は、平べったい形状をしていて、中心に向かって上下が凹んでいます。。

フラットラッシュの断面

従来のシングルラッシュの断面と、フラットラッシュの断面を比較した画像です。

従来のシングルラッシュは断面が丸いのに対し、フラットラッシュの断面は平たく、体積が3分の1ほどまで少なくなっています。

この平らな断面と体積の少なさのおかげで、フラットラッシュならではの柔らかさ軽さが実現しているのです。

また、自まつ毛の丸みとフラットラッシュの凹みがフイットすることで密着度が高まり、マツエクの持ちも良くなります。

フラットラッシュの特徴その2.「毛先の加工」

フラットラッシュの2つ目の特徴は、毛先が二股に分かれしていることです。

フラットラッシュの毛先

従来のシングルラッシュの毛先と、フラットラッシュの毛先を比較した画像です。

通常のマツエクは毛先に向かって細くなっていくだけで、2本に枝分かれすることはありません。しかし、フラットラッシュは毛先が2本に枝分かれしています。

毛先が枝分かれすることで、通常のマツエクと比較してボリュームが出やすくなります。

また、ただ単にボリュームが出るだけでなく、枝分かれしたそれぞれの毛先の細さのおかげで、自然な見た目になります。

フラットラッシュのメリット・デメリット

ご自身に合ったマツエクを選ぶためには、フラットラッシュのメリットだけでなくデメリットまで知ること大切です。

まずは、フラットラッシュのメリットを確認しましょう。

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]

  1. メリット柔らかくしなやかな付け心地
  2. メリット軽量で自まつ毛への負担が少ない
  3. メリット高密着で持ちが良い
  4. メリットボリュームを出しやすい

[/list]

次は、フラットラッシュのデメリットについて確認しておきましょう。

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]

  1. デメリット…高温でカールがゆるむことがある
  2. デメリット追加料金がかかる場合がある

[/list]

ひとつひとつのメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。

柔らかくしなやかな付け心地

断面が平らなフラットラッシュの厚みは、ほかのマツエクと比較して3分の1ほどの薄さになっています。

薄いぶん固さが軽減されており、従来のマツエクよりも柔らかい触り心地になっています。

洗顔や入浴の際にマツエクに触れても、マツエク特有のゴワゴワとした感じが少ないことが魅力です。

軽量で自まつ毛への負担が少ない

体積が従来のマツエクの3分の1ほどになっているフラットラッシュは、体積と比例して重量も軽くなっています。

マツエクは重ければ重いほど、土台となる自まつ毛への負担がかかりますが、フラットラッシュは軽いぶん負担が軽減されています。

[say]自まつ毛への負担をできるだけ少なくしたい方に、フラットラッシュはピッタリのマツエクです。[/say]

高密着で持ちが良い

フラットラッシュには、接着面の上下に凹みがあります。

マツエクの凹みに自まつ毛の丸みがフィットしグルーが密着することで、マツエクの持ちが良くなります。

マツエクの持ちが良くなると美しい状態を長くキープできるのはもちろんですが、メンテナンスの回数も少なくなり、来店周期も長くなります。

ボリュームを出しやすい

フラットラッシュは軽量であるため、太めや長めのものを付けても従来のマツエクより自まつ毛への負担が少なくなっています。

「バサバサにしたい!」「とにかく盛りたい!」という方は、できるだけ長く太いマツエクを選ぶ必要がありますが、従来のマツエクでは自まつ毛への負担がかかることが懸念されてきました。

フラットラッシュであれば、太く長いマツエクを選んでも従来のマツエクと比較して負担が少ないうえ、毛先の枝分かれによる効果もあるため、無理なくボリューム感を出すことができます。

高温でカールがゆるむことがある

マツエクの原料となっているPBT(ポリブチレンテレフタレート)という人工樹脂は、熱によって形状記憶が弱まる性質を持っています。マツエクにとっての形状記憶とはカールのことなので、形状記憶が弱まるとカールがゆるんでしまいます。

その中でもとくにフラットラッシュは断面の厚みがないぶん、他のマツエクよりも熱の影響を受けやすい特徴があります。つまり、フラットラッシュは熱によってカールがゆるみやすいといえます。

フラットラッシュに熱が伝わらないよう、取り扱いには十分に注意が必要です。

追加料金がかかる場合がある

ここ数年でフラットラッシュはスタンダードなマツエクの毛質になりましたが、シングルラッシュの中では最新の毛質です。

フラットラッシュが出回った当初は、ほとんどのアイラッシュサロンがフラットラッシュをオプションメニュー扱いにしており、追加料金が発生していました。

最近はフラットラッシュをレギュラーメニューにしているアイラッシュサロンのほうが多くなっていますが、まだまだ追加料金のかかるアイラッシュサロンも存在します。

フラットラッシュの追加料金の相場は、500円~1,000円ほどです。

フラットラッシュの取り扱い注意点

フラットラッシュの欠点は熱によってカールがゆるむことですが、熱の影響を受けないようにすれば欠点は基本的にありません。

そこで、熱の影響を受けないためのフラットラッシュの取り扱い注意点をまとめてみました。

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • ホットビューラーを当てない
  • ホットアイマスクなどを着用しない
  • ホットヨガやサウナに長時間滞在しない

[/list]

マツエクや自まつ毛にが直接伝わる行為はもちろん、高温の室内に長時間いることも、カールをゆるめないためには避けたほうが良いです。

そのほかにも、ドライヤーの温風が誤ってマツエクに当たることでカールがゆるむ可能性がありますので、気を付けましょう。

フラットラッシュがおすすめの人

マツエクの毛質を選ぶ際に大切なことは、ご自身の自まつ毛との相性の良いものや、ライフスタイルに合ったものを選ぶことです。

フラットラッシュは従来のマツエクにはない特徴があるぶん、人によって向き不向きがあります。

フラットラッシュがおすすめな人は、下記の通りです。

[list class=”li-chevron li-mainbdr main-c-before”]

  • 自まつ毛が細い人or短い人
  • 自まつ毛に負担をかけたくない人
  • ボリューム感を出したい人
  • マツエクの持ちを良くしたい人
  • サウナやヨガに通っていない人

[/list]

フラットラッシュは軽量のため、自まつ毛が細く短い方や、マツエクの負担を減らしてまつ育をしたい方におすすめです。

太めや長めのデザインを選んでも従来のマツエクより自まつ毛への負担が少ないため、ボリュームを出したい方にもピッタリです。

また、フラットラッシュは、マツエクの持ちに悩まれている方にもおすすめです。

[say]実際、私がこれまで施術してきたお客様の中にも「フラットラッシュに変更して持ちが良くなった!」とおっしゃるお客様が大勢いらっしゃいました。[/say]

これまでマツエクの持ちに不満のあった方は、フラットラッシュを試してみることをおすすめします。

また、ホットヨガやサウナに頻繁に行かれる方がフラットラッシュをつけると少しずつカールがゆるんでいく可能性がありますので、あまりおすすめできません。

フラットラッシュの持ち

フラットラッシュは持ちの良さが特徴的なマツエクで、ほかのシングルラッシュのおよそ1.5倍ほど持つ方がほとんどです。

マツエクを装着してから取れるまでの経過について、筆者が実際にフラットラッシュを装着した際の体験をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

なお、フラットラッシュの持ちについて詳しくまとめた記事もありますので、どれくらい長持ちするのか気になる方は合わせてご覧ください。

[kanren id=”725″]

フラットラッシュを付ける前

まずは、フラットラッシュを付ける前の状態をご覧ください。

フラットラッシュを付ける前

真上から見たBefore(フラットラッシュを付ける前)の画像

マツエクはすべて事前にセルフオフしてあったので、自まつ毛には何も付いていない状態です。

しっかりとカウンセリングをしていただき、付ける本数デザインを決めました。

まぶたのテーピング後、自まつ毛のクリーニング(油分除去)をしっかりと行い、さっそく施術が始まります。

フラットラッシュを付けた後

フラットラッシュを付けてもらった後の状態が、こちらです。

フラットラッシュを付けた後

真上から見たAfter(フラットラッシュを付けた後)の画像

弱々しい自まつ毛でしたが、フラットラッシュが付いて自然にボリュームアップしています。

ちなみにデザインは、目頭が9mmのCカール、中央が10mmのCカール、目尻が10mmのJカール、となっています。

本数は100本、太さは0.15mmが付いていて、短すぎる自まつ毛だけ0.1mmをMIXしてもらいました。

目頭はキワまで付けずに少し空けてもらい、優しい雰囲気になるよう目尻だけカールを下げてタレ目っぽくしています。

[memo title=”一重や奥二重の方におすすめのデザイン”]
一重と奥二重におすすめのデザイン
筆者の目は、一重(ひとえ)に近い奥二重(おくぶたえ)です。
一重や奥二重の方は目が切れ長にキツく見える場合があるため、マツエクの種類やデザインに悩まれることも多いかと思います。
今回、私が付けたようなタレ目っぽいデザインは、キツい雰囲気が和らぐので一重や奥二重の方にとてもおすすめですよ。
[/memo]

フラットラッシュを付けた感想

今回、自分が働いているアイラッシュサロン以外でフラットラッシュを付けたのは、筆者にとって初めての体験でした。

お客さんとしてフラットラッシュを付けてみて改めて感じたことは「軽い!」「柔らかい!」という2点です。

マツエクが付いている違和感もなく、とても快適な付け心地でした。

最後にもう一度、ビフォーアフターをご覧ください。

フラットラッシュのビフォーアフター

今回は付けた本数が100本なので比較的ナチュラルなデザインですが、付ける前と後では目周りがグンと華やぎますよね。

フラットラッシュとほかのマツエクとの違い

アイラッシュサロンで取り扱われているマツエクは、フラットラッシュだけではありません。

アイラッシュサロンに導入されている代表的なマツエクには、セーブル、ミンク、ボリュームラッシュなどがあります。

ご自身に合ったマツエクを選ぶためには、ほかのマツエクとの違いを知ることも大切です。

そこで、これらのマツエクとフラットラッシュとの決定的な違いについて解説していきます。

[memo title=”マツエクの原料はすべて同じ!?”]
たとえ名前や見た目が異なるマツエクであっても、マツエクはすべて「PBT(ポリブチレンテレフタレート)」という人工樹脂で出来ています。
それそれのマツエクの質感や見た目が異なるのは、PBTをマツエクにするうえでの加工方法が異なるからです。
また、ミンクやセーブルなど動物の名前がついているマツエクは、質感や見た目の特徴からインスピレーションを得て名付けられていることがほとんどで、動物の毛などが使われているわけではありません。
[/memo]

フラットラッシュとセーブルの違い

セーブルエクステは、フラットラッシュに次いで人気の高いマツエクです、
フラットラッシュが出回る前は、軽くて柔らかいマツエクの代名詞として、セーブルが人気を集めていましたね。

セーブルは、ほかのシングルラッシュと同様に、断面が丸い形状をしています。今までよりも軽く柔らかい仕上がりを実現するために、ほかのマツエクよりも毛先を細く加工していることが特徴です。

そのため、断面が平らで体積の少ないフラットラッシュほど軽さや柔らかさはありません。また、セーブルのほうが毛先が細いぶん、フラットラッシュよりも繊細でナチュラルな見た目となっています。

[say]セーブルを選ばれるお客様の多くは、フラットラッシュよりも自然な見た目をご希望される方が多いです。[/say]

フラットラッシュとセーブルエクステの違いについて詳しくまとめた記事もありますので、気になる方はあわせてご覧ください。

[kanren id=”710″]

フラットラッシュとミンクの違い

ミンクエクステは、マツエクが流行しはじめた当初からある毛質です。
セーブルと同様に断面は丸くボリュームが出るように毛先がセーブルほど細く加工されていないことが特徴です。

ミンクは毛先が太い分、見た目はフラットラッシュと同様にボリュームが出ます。そのぶん、フラットラッシュとは対象的に、マツエクの中ではとくに重さがあり固めの毛質になっています。

ハリとツヤが強いので、華やかなデザインが好きなお客様がミンクを選ばれます。

フラットラッシュとボリュームラッシュの違い

ボリュームラッシュはシングルラッシュと違い、1本の自まつ毛に複数本のマツエクを付けていく技法です。
0.05mm~0.07mmほどの極細のマツエクを3本~4本ほどの束にして装着してきます。ちなみに、3D、4D、5Dと呼ばれるマツエクはボリュームラッシュのことで、何本で一束になっているかを表したメニュー名です。

フラットラッシュほどは重量が軽くありませんが、ボリューム感のわりに軽量であることも人気な理由の一つです。
また、1本1本に濃さが出るフラットラッシュとは対照的に、1本1本の細いマツエクを束にすることで密度が出ることも特徴です。

フラットラッシュとボリュームラッシュの違いについて詳しくまとめた記事もありますので、気になる方は合わせてご覧ください。

[kanren id=”713″]

フラットラッシュを使ったマツエクの特殊技術

フラットラッシュは、マツエクの特殊技術に使用されることも多いです。

フラットラッシュを使ったマツエクの特殊技術をご紹介していきます。

バインドロック

バインドロックは、フラットラッシュ1本とボリュームラッシュ2本を組み合わせていくマツエクの最新技術です。
合計3本のマツエクで、自まつ毛を挟むように装着していきます。

バインドロックではグルーが360°接着面を覆うため、持ちが良く、1本1本の濃さがしっかりと出ることも特徴です。

バインドロックについて徹底解説した記事もありますので、気なる方はチェックしてみてください。

[kanren id=”180″]

[memo title=”パーフェクトラッシュ”]
バインドロックとよく似た技法に、パーフェクトラッシュと呼ばれるものもあります。
パーフェクトラッシュではボリュームラッシュを使用せず、フラットラッシュ2本で自まつ毛を挟んでいきます。
[/memo]

アップワードラッシュ

フラットラッシュは軽量なので、自まつ毛をリフトアップしてからマツエクを装着する技法にもよく使用されます。

アップワードラッシュは、薬剤やビューラーを使用せず温冷によって自まつ毛をリフトアップしてから、マツエクを装着していくメニューです。自まつ毛が根本から立ち上がることで、マツエクを付けた目元がより明るい雰囲気になります。

アップワードラッシュについて詳しくまとめた記事もありますので、よりお目元をパッチリさせたい方はチェックしてください。

[kanren id=”688″]

パリエク

薬剤を使用して自まつ毛を根本からリフトアップする施術に、パリジェンヌラッシュリフトがあります。パリジェンヌラッシュリフトとマツエクを併用するパリエクにも、フラットラッシュは適しています。

パリジェンヌラッシュリフトとマツエクの併用について詳しくまとめた記事がありますので、パリエクが気になる方はあわせてご覧ください。

[kanren id=”86″]

フラットラッシュを付けるときのポイント

フラットラッシュをアイラッシュサロンで付ける際、どんなことに注意すればいいのかポイントをご紹介いたします。

フラットラッシュのデザイン

フラットラッシュは、ほかのシングルラッシュと同じように「長さ」「太さ」「カール」を選ぶことができます。

ただし、フラットラッシュは「毛先にボリュームが出やすい」「熱でカールがゆるみやすい」といった特徴を持つマツエクです。

そのため、フラットラッシュのデザインを決める際は下記の2点に気を付ける必要があります。

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • ボリュームが出過ぎないように太さを決める
  • ゆるむ可能性を考えてカールを決める

[/list]

フラットラッシュは、ほかのマツエクよりも毛先にボリュームが出やすいため、濃くなりすぎないように気を付けるようにしましょう。

とくに、ナチュラルなデザインがお好みの方はボリュームが出過ぎてしまうと落ち着かないですよね。

ボリュームが出過ぎるのが心配な方は、マツエクの太さを調整するか、付ける本数を減らすのがおすすめです。

また、フラットラッシュはカールがゆるみやすく、人によっては1ヶ月ほど経ったときにカールが1段階ほどゆるんでいる可能性があります。

カールがゆるくなるのが不安なお客様の場合、あらかじめ普段よりも強いカールを付けておくのがおすすめです。

実際のお客様でも、普段はJカールを付けている方がCカールを付けたり、普段はCカールを付けている方がDカールを付けたりと、1段階強いカールを選ばれる方が多くいらっしゃいます。

フラットラッシュのデザイン選びについて詳しくまとめた記事がありますので、気になる方はあわせてご覧ください。

[kanren id=”683″]

[memo title=”フラットラッシュは不自然?”]
ごくまれに、フラットラッシュの仕上りが不自然に感じるお客様がいらっしゃいます。
これは、フラットラッシュの毛先の太さや、軽さによるリフトアップ効果が原因である場合がほとんどです。
フラットラッシュが不自然になるのが不安な方は、こちらの記事を参考になさってください。
[kanren id=”717″]
[/memo]

フラットラッシュのカラーエクステ

フラットラッシュにはカラーエクステもあり、ブラウン系のカラーエクステを付ける方も最近はとても多いです。

スタンダードな黒のマツエクは肌の色とのコントラストが強いため、よりハッキリとした目元に仕上がります。

一方、ブラウン系のマツエクは黒のマツエクよりも肌なじみが良い色なので、柔らかい印象に仕上がります。

[say]ナチュラル派のお客様には、ブラウン系のフラットラッシュがおすすめです。[/say]

また、ピンクやブルーなどのカラーエクステを目尻だけにポイントで付けたり、全体に散らすようにMIXしたりすると、個性を出すことができます。

なお、カラーエクステはオプションメニュー扱いのアイラッシュサロンが多く、追加料金の相場は500円~1,000円ほどです。また、用意されている色味のラインナップは、アイラッシュサロンごとに異なります。

カラーエクステの追加料金や色味のラインナップが気になる方は、施術を受けるアイラッシュサロンに問い合わせてみましょう。

フラットラッシュの本数

フラットラッシュは軽量のマツエクのため、ミンクやセーブルでは重くて付けられなかった細い自まつ毛や短い自まつ毛にも、付けることが可能です。

そのため、従来のシングルラッシュよりも本数多めに付けられるケースが多いです。

あらかじめ付けるマツエクの本数が多いほど、取れたときに隙間が空いてくるスピードも遅くなるので、メンテナンスの機会を減らしたい方は本数を多く付けることをおすすめします。

ただし、セーブルと比較してフラットラッシュはボリュームが出やすいので、本数を多くすることで派手な仕上がりになってしまう場合もあります。

ナチュラルな仕上がりが好みの方は、本数の付け過ぎに注意しましょう。

フラットラッシュの本数の選び方について詳しくまとめた記事もありますので、よろしければ参考になさってください。

[kanren id=”720″]

フラットラッシュのメンテナンス

フラットラッシュは従来のマツエクと比較して持ちが良い毛質ですが、アイラッシュサロンでの定期的なメンテナンスは必要です。

フラットラッシュのメンテナンスは、すべてオフしてからの付け替えか、リペアでの付け足しのどちらかの方法で行います。

一般的に2週間~3週間ほどでメンテナンスを行う場合は、まだ状態が良く残っているマツエクが多く残っているため、リペアをされる方がほとんどです。

3週間~4週間もしくはそれ以上でのメンテナンスの場合は、状態の良いマツエクがあまり残っていないことが多いので、すべてオフしてから付け替える方が多いです。

フラットラッシュのお手入れ

フラットラッシュの基本的なお手入れ方法は、ほかのマツエクと同じです。

[memo title=”フラットラッシュのお手入れ方法”]
・必要以上にマツエクを触らない
・オイルクレンジングを使わない
・装着後5時間~6時間は濡らさない
[/memo]

グルーの劣化を防ぎマツエクの持ちを良くするためには、マツエクを必要以上に触らず、強い力でこすらないことが大切です。

日々の洗顔メイク落としの際は、マツエクにかかる摩擦衝撃をできるだけ少なくするように気を付けるようにしましょう。

また、グルーの劣化を加速させないためにもオイルクレンジングの使用は避けましょう。

施術を受けた当日は、入浴時間にも注意が必要です。フラットラッシュを付けてから5時間~6時間は、グルーの表面が完全に硬化していない状態です。

完全に硬化する前に水で濡らしてしまうとグルーが硬化不良を起こしてしまうため、マツエクの持ちが悪くなることがあります。

施術後5時間~6時間はグルーを自然乾燥させてから、入浴するようにしましょう。

マツエクを付けた当日のお風呂の入り方について詳しくまとめた記事がありますので、マツエク中の入浴方法について不安のある方はこちらの記事もご覧ください。
[kanren id=”169″]

まとめ

本記事では、マツエクのフラットラッシュについて詳しく解説してきました。

名前の通り断面が平らなフラットラッシュは、軽さと柔らかさが特徴的なマツエクです。また、断面の凹みのおかげで、従来のフラットラッシュよりも持ちが良くなっています。

自まつ毛が細い方や短い方、マツエクの持ちを良くしたい方にフラットラッシュはおすすめです。

ただし、熱によってカールがゆるみやすい性質を持っているため、ホットビューラーなどで直接熱を当てる行為や、ホットヨガやサウナに長時間滞在することは、避けるようにしましょう。

フラットラッシュは自まつ毛への負担が少ないため、長く楽しんでいただきやすいマツエクです。フラットラッシュが気になる方は、ぜひ一度お試しください。

なお、そのほかのマツエクの毛質や技術の種類についてまとめた記事もありますので、ほかのマツエクも気になる方はあわせてご覧ください。

[kanren id=”1310″]

この記事を書いた人

歴10年の元アイリスト(美容師免許保有)。都内のアイラッシュサロンにて、これまで述べ10,000件以上のマツエク・まつ毛パーマの施術を行ってきました。自身の知識と経験をもとに、みなさんの「まつ毛のお悩み」を解決できるよう、お役立ち情報を発信しています。

目次