アイシャンプーは、目元を清潔に保つための美容アイテムです。
テレビなどで紹介されているのを見たり、アイラッシュサロンや眼科で勧められたりして、アイシャンプーが気になっている方も多いかと思います。
本記事では、アイシャンプーがどんなものなのか解説し、使用方法やおすすめ商品についてもご紹介していきます。
アイシャンプーとは?
アイシャンプーとは、目元の洗浄に適した成分のシャンプー剤のことを指します。
また、アイシャンプーを使用して目元を洗浄する行為そのものを、「アイシャンプーをする」とも言います。
アイシャンプーを行うことで、日頃の洗顔やクレンジングだけでは落としきれない目のキワに残った目ヤニや汚れなどを、スッキリ落とすことができます。
アイシャンプーと洗顔の違い
通常の洗顔やクレンジングで使用する洗顔フォームやクレンジング剤は、目に入ると違和感や刺激を感じることがあります。
そのため、洗顔やクレンジングで目元を洗う際は、まぶたのアイホールまでは綺麗に洗えても、目のキワまでは洗えていない場合がほとんどです。
一方、アイシャンプーは涙と同じ浸透圧やph(ペーハー)に調整されているため、目に入った際に違和感や刺激を感じにくく、目のキワまでしっかりと洗うことができます。
これが、洗顔とアイシャンプーの違いであり、洗顔以外にアイシャンプーをしたほうが良い理由でもあります。
アイシャンプーとアイボンの違い
アイボンは、瞳に付着した汚れを取るために使用する洗眼液のことです。
まぶたの内側にある瞳を洗浄するため、目のキワに使用するアイシャンプーとは性質が異なります。
アイシャンプーの効果
アイシャンプーの効果は、目のキワにある汚れを落とすことです。
知らず知らずのうちに溜まっていく目のキワの汚れには、以下のような種類があります。
- アイメイクの落とし残し
- 空気中に舞う花粉やホコリ
- 自まつ毛にへばりついた目ヤニ
- 自まつ毛の根本から分泌された皮脂
- 自まつ毛を棲み家にするまつ毛ダニ(デモデックス)
アイシャンプーを定期的に行うことで、これらの汚れを洗浄する効果があります。
アイシャンプーのメリット
アイシャンプーによって目元を清潔にすることには、様々なメリットがあります。
眼病の予防になる
アイシャンプーのように目元を清潔に保つ行為のことを、専門用語で「リッドハイジーン」と言います。
アイシャンプーによるリッドハイジーンは眼科医もおすすめするもので、目元の不衛生が原因の一つとして考えられている眼病の予防に繋がります。
例えば、アイシャンプーをすることで、皮脂の詰まりや雑菌の繁殖による炎症を防ぐことができます。
また、まぶたのキワにあるマイボーム腺(皮脂腺)をアイシャンプーで清潔にしておくことで、正常な皮脂の分泌が行われ、ドライアイによる目の乾きを防ぐことができます。
まつ毛ダニの対策になる
顔ダニの一種であるデモデックス(通称、まつ毛ダニ)は、不衛生な自まつ毛を棲み家にします。
そのため、アイシャンプーで目元を衛生的にすることが、まつ毛ダニの繁殖防止に効果的です。
マツエクの持ちが良くなる
汚れた自まつ毛の上からマツエクを接着すると、グルー(接着剤)の密着が悪くなります。
そのため、アイシャンプーで自まつ毛をきれいにしてからマツエクを装着することで、グルーがピタっと密着しマツエクの持ちが良くなります。
まつ毛パーマのかかりが良くなる
まつ毛パーマやパリジェンヌラッシュリフトの施術前にアイシャンプーを行なうことで、パーマ液の浸透が良くなります。
パーマ液の浸透が良くなることでまつ毛パーマのかかりが良くなるため、施術前のアイシャンプーが推奨されています。
自まつ毛にハリとコシが出る
自まつ毛の根本に汚れが溜まり毛穴が塞がっていると、徐々に毛根が弱っていき自まつ毛が痩せていきます。
つまり、アイシャンプーによって自まつ毛の根本から汚れを取り除くことで、健やかな自まつ毛の成長を促進させることに繋がります。
アイシャンプーのデメリット
アイシャンプーのデメリットは、サロンで施術を受けたり自宅用の商品を購入したりすることに、いくらか費用がかかることです。
それ以外に、アイシャンプーのデメリットはとくにありません。
アイシャンプーのやり方
アイシャンプーは、アイラッシュサロンで施術を受けるか、市販のアイシャンプーを購入して自宅で行う方法があります。
アイラッシュサロンで行う場合
アイラッシュサロンでのアイシャンプーは、マツエクやまつ毛パーマの施術とあわせて行うケースがほとんどです。
マツエクの装着やまつ毛パーマの巻き上げなど、メインのアイラッシュ施術が始まる前に、まつ毛の状態を整える前処理の一貫としてアイシャンプーを行います。
なお、多くのサロンではアイシャンプーをオプションメニューとして用意しており、料金は1,000円~3,000円ほどが相場です。
自宅で行う場合
自宅でのアイシャンプーは、基本的に以下の手順で行います。
化粧をしている場合は、メイク落としでクレンジングも行いましょう。
使用量の目安は商品によって異なりますが、だいたい数プッシュです。
まつげの生え際を洗うイメージで、目元を優しくマッサージしましょう。
アイシャンプーが目元に残らないように、しっかりすすいでください。
アイシャンプーはとても簡単で、洗面台でわずか数分で完了します。
通常の洗顔やクレンジングに+αのお手入れとして、アイシャンプーを習慣づけると良いですよ。
おすすめのアイシャンプー
自宅でアイシャンプーを行うためには、まずはじめにアイシャンプーを購入する必要があります。
デリケートな目元に使用するシャンプー剤だからこそ、できるだけ信頼できる商品を選びたいですよね。
そこで、おすすめのアイシャンプーを2つピックアップしましたので、これからアイシャンプーを購入する方はご参考ください。
アイシャンプープロ
「アイシャンプープロ」は、家庭用アイシャンプーのパイオニア的な存在です。
目元が綺麗になることが科学的にも証明されており、まつ毛ダニに対する効果も実証されています。
アイシャンプーを初めて購入される方に、とてもおすすめです。
アイシャンプーロング
先ほどご紹介したアイシャンプープロと同じ会社から販売されている、「アイシャンプーロング」もおすすめです。
アイシャンプープロとアイシャンプーロングの違いは、「まつ毛補修美容成分」が配合されているかどうかです。
アイシャンプープロよりも少し高価ですが、「まつ育」を意識されている方でしたら、こちらをチョイスするのも良いでしょう。
アイシャンプーまとめ
本記事では、アイシャンプーの効果、やり方、おすすめ商品などをご紹介してきました。
目元専用の成分でつくられたアイシャンプーを使用することで、普段の洗顔やクレンジングでは落としきれない汚れを洗い流すことができます。
アイシャンプーで目元を綺麗にすることで、衛生面はもちろん美容面でもたくさんのメリットがあります。
サロンだけでなく自宅でも簡単にできますので、気になる方はアイシャンプーにぜひチャレンジされてみてください。
アイシャンプーとあわせて使いたいアイテム
アイシャンプーで目元を清潔にするだけでなく、さらにワンランク上のキレイを目指す方におすすめの、目元のケアアイテムをご紹介いたします。
まつ毛美容液
まつ毛美容液は、まつ毛のお手入れの必須アイテムです。
自まつ毛にハリやコシをもたらすことで、マツエクやまつ毛パーマの持ちや仕上がりは各段に良くなります。
まつ毛美容液をお探しでしたら、水橋保寿堂の「EMAKED(エマ―キッド)」がおすすめ。
EMAKED(エマ―キッド)は口コミの評価も高く、とくに人気のまつ毛美容液です。
クレンジング
アイメイクをしっかり落としつつも、まつ毛への摩擦を最小限に抑えるためには、クレンジング選びが大切です。
そろそろクレンジングの買い時でしたら、マナラの「ホットクレンジングゲル」がおすすめです。
汚れ落ちが良い、マツエクOK、W洗顔不要、香りが良い、美容成分が高配合、といった、重要なポイントをいくつもクリアしている、優秀なクレンジングとなっています。
こちらも口コミ評価がとても高く、たくさんの方が使用している、信頼のアイテムです。
コーティング
コーティングは、クリアマスカラのような透明のジェルでまつ毛を保護し、持ちを良くするためのアイテムです。
キープ力に優れているため、バラついてきた毛流れを整えたり、束感を出したりすることもできるので、1本持っておくと重宝しますよ。
とくにおすすめのコーティングは、フェニックスアイの「カールアップコーティング」です。
コーティングは市販されていない商品が多いですが、こちらはAmazonや楽天などの大手ECモールで購入することができます。