マツエク当日の化粧|施術前の許容範囲や施術後のメイク直しについて解説

マツエクをつけにアイラッシュサロンに行くお客様の多くは、来店時間の前後に予定を入れているケースも多いですよね。

その場合、マツエクの施術を受ける当日の化粧について気がかりな点も多いかと思います。

「マツエクの施術はスッピンのほうがいいの?」
「仕事帰りのメイクはそのまま来店しても平気?」
「施術後に遊びに行くから化粧を直したい!」

本記事ではこのようにお悩みの方に向けて、マツエク当日の化粧について詳しく解説していきます。

マツエクの前後のメイクについてお悩みの方は、ぜひ本記事を参考になさってください。



目次

マツエク施術前の化粧の許容範囲

会社や学校の帰りにマツエクをつける場合、化粧をそのまました状態でも大丈夫なのか不安ですよね。

また、マツエクのあとに出かける場合も、どの程度まで化粧をして行けるか悩むかと思います。

結論から言うと、マツエクの施術前に絶対にしてはいけないメイクは「マスカラ」「ビューラー」の2点だけです。

また、「まつ毛美容液」「アイライナー」をしていく場合は、種類や塗りすぎに注意が必要です。その他の化粧は、とくに問題がありません。

それぞれの化粧について、詳しく解説していきます。

マスカラ

マツエクに行く時に絶対にしてはいけないメイクの一つが、マスカラです。

そもそもマツエクは、自まつ毛1本に対して1本の人工毛を装着していく技術であるため、マツエクの施術は自まつ毛に何も付いていない状態で受ける必要があります。

マスカラで自まつ毛が束状にまとまっている状態では、施術を受けることができません。

また、アイラッシュサロンに来店してから拭き取りシートなどでササッとマスカラを落とそうしても、自まつ毛と自まつ毛の隙間にマスカラの落とし残しが発生する可能性が高いです。

ウォータープルーフなどの頑固なマスカラは、しっかりクレンジング剤を馴染ませて洗顔しないと、完全に落とすのは難しいです。

もしも、マスカラの落とし残しがある状態で施術を受けた場合、自まつ毛とマツエクを張り合わせるグルー(接着剤)の密着が悪くなり、マツエクの持ちが悪くなってしまいます。

マスカラに関しては、マツエクに行く時はしないようにしましょう。

ビューラー

ビューラーも、マツエクに行く時はしてはいけません。

マツエクは、ストレートな自まつ毛に装着することが前提の施術です。

自まつ毛がビューラーによってカールしている状態だと、自まつ毛とマツエクを装着する接着面が通常よりも短くなってしまい、マツエクの持ちが悪くなってしまいます。

また、ビューラーで人工的なカールが付いている自まつ毛は、お客様の生まれ持った自まつ毛の生えグセや角度の見極めが難しくなるため、アイリストによる適切なデザインの提案が受けられなくなる可能性もありますので、気をつけましょう。

ビューラーをしていくことで、似合わないデザインの提案を受けたり、仕上がりがバラついたりする原因となります。

もしもビューラーをして行った場合は必ずアイリストに自己申告をし、いつもよりしっかりめに前処理(専用の液で自まつ毛を拭き取る作業)をしっかりしてもらい、ビューラーでついたカールをできるだけ伸ばしてもらうなどの対策が必要になります。

ただし、それでもビューラーのカールが伸び切らない場合もありますので、ビューラーはしていかないようにしましょう。

まつ毛美容液

ちょっと意外かもしれませんが、まつ毛美容液もマツエクに行く当日の使用は避けたほうが無難です。

自まつ毛の根本のみに塗るまつ毛美容液ではなく、自まつ毛全体に塗るタイプのまつ毛美容液には、とくに注意が必要です。

マツエクに行く当日にまつ毛美容液を塗っていくと、アイリストから「自まつ毛に何か塗っていますか?」と指摘を受けてしまうことがあります。

理由はマスカラと同様で、まつ毛美容液でもクリアマスカラを塗ったように自まつ毛が束状に固まってしまうため、マツエクの施術が困難になったりマツエクの持ちが悪くなったりするためです。

サラサラとしたテクスチャーのまつ毛美容液の場合は前処理の際に拭き取ることも可能ですが、粘度の高いまつ毛美容液の場合は拭き取り切れずに残留してしまう場合もあります。

心配な方は念の為、マツエクに行く時の美容液の使用は避けましょう。

アイライナー

マツエクは自まつ毛の生え際から1.5mmほど距離を空けて装着するので、自まつ毛の生え際の皮膚にアイライナーが引いてあるぶんには、施術上の問題はありません。

ただし、アイライナーが自まつ毛に付着しないよう気を付けましょう。

ジェルタイプなど粘度のあるアイライナーや、ペンシルタイプなど太い筆先で引いたアイライナーは、生え際の皮膚だけでなく自まつ毛にアイライナーが付着してしまう可能性が高いため、とくに注意が必要です。

アイライナーが自まつ毛に付着してしまうと、マスカラと同様に自まつ毛同士が固まってしまうため、エクステの持ちが悪くなったり施術に支障が出たりすることがあります。

お使いのアイライナーに不安のある方は、念の為、マツエクに行く時だけアイライナーはしていかないほうがいいでしょう。

アイライナーを引いていきたい方は、筆先の細いリキッドタイプのアイライナーを使用し、自まつ毛にアイライナーが付着しないように気をつけましょう。

アイシャドウ

アイシャドウは、自まつ毛ではなくまぶたの皮膚に施すメイクのため、マツエクに行く時にしていても大丈夫です。

自まつ毛に少量のアイシャドウが付着することはありますが、前処理によって自まつ毛の汚れは拭き取ることができるので、少量であればとくに問題ありません。

ただし、アイシャドウの塗布量が多い場合は前処理だけでは拭き取り切れない可能性が出てくるため、いつもより控えめに塗ることをおすすめします。

また、アイシャドウの粉感によって施術時のテーピングが剥がれてしまう場合があるので、必要に応じてまぶたのアイシャドウをアイリストが軽く拭き取ることがあります。

アイプチ

アイプチをはじめとする二重(ふたえ)形成用のメイクは、マツエクに行く当日の使用は避けることをおすすめします。

「自まつ毛に化粧が付いてなければ良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、液体のりでまぶたを二重に折り込んで固定していく接着タイプのアイプチの場合、まぶたの皮膚には目を完全に閉じられるだけのゆとりがない状態になります。

マツエクは本来、目を完全に閉じた状態で施術を受けるものです。しかし、アイプチによって目が閉じきれていない状態で施術を受けると、グルーが乾く際に放出する刺激成分が目にしみるリスクが高まります。

また、アイプチによってまぶたの皮膚引きつると、自まつ毛の本来生えている角度が分からなくなります。

アイリストは、お客様の自まつ毛の生えている角度を参考にエクステのカールをご提案する場合も多いので、お客様に似合うデザインを決めるためにはアイプチはしないほうが良いのです。

どうしてもアイプチをしたい方は、接着タイプのアイプチではなく、アイテープやメザイクなどの非接着タイプのアイプチを使用するようにしましょう。

その他のメイク

その他にも、ファンデーション、チーク、アイブロウ(眉毛)、リップ(口紅)など、女性のみなさんはそれぞれ自分ににあう様々なメイクをされているかと思います。

目周りに塗るメイク意外は、マツエクに行く当日もいつも通りしていって構いません。

ただし、マツエクの施術中はテーピングなどで自まつ毛以外の場所にも触れるタイミングがあるので、メイクがヨレたり取れたりする可能性はあります。

もちろん、中途半端にメイクをして行くのが嫌であれば、完全にすっぴんで行くもの大丈夫です。

「すっぴん+マスク」で来店されるお客様もたくさんいらっしゃいますよ。

マツエク施術後のメイク直し

マツエクの施術が終わったら、すぐにアイラッシュサロンに設置されているドレッサーでお化粧直しなどが可能です。

マツエクの後に大切なご予定がある方は、フルメイクをせずに外出することに不安を感じているかもしれません。

アイラインやアイシャドウをせずに来店された方や、コンタクトレンズを外した方、髪型が乱れた方などは、施術後に整えてお出かけしましょう。

中には、マツエクに行く時はすっぴんで、終わってからフルメイクをして行かれる方もいらっしゃいます。

お化粧直しをされる方は、化粧ポーチを忘れずに持参しましょう。

まとめ

本記事では、マツエク当日の化粧について、施術前の許容範囲や施術後のメイク直しについて解説してきました。

マツエクの施術前は、マスカラとビューラーは厳禁です。まつ毛美容液とアイライナーは、種類や塗りすぎに注意しましょう。

その他のメイクはして行っても問題なく、施術後はドレッサーで化粧直しが可能です。

前後にご予定がある方も、安心してマツエクをお楽しみくださいね。

この記事を書いた人

歴10年の元アイリスト(美容師免許保有)。都内のアイラッシュサロンにて、これまで述べ10,000件以上のマツエク・まつ毛パーマの施術を行ってきました。自身の知識と経験をもとに、みなさんの「まつ毛のお悩み」を解決できるよう、お役立ち情報を発信しています。

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