まつ毛パーマは、人気の美容施術の一つです。
アイラッシュサロンでの施術が一般的ではありますが、毎月のメンテナンスで支払う費用や時間のことを考え、ご自分で済ます方も増えてきています。
「セルフまつ毛パーマってどうなの?」「セルフまつ毛パーマのやり方を知りたい!」「注意点やケアの方法を教えて!」
本記事ではこのようにお悩みの方に向けて、セルフまつ毛パーマのやり方について詳しく解説していきます。
セルフまつ毛パーマに興味のある方は、本記事を参考になさってください。
セルフまつ毛パーマとは?
セルフまつ毛パーマは、ご自分のまつ毛にパーマの施術を行なう行為のことをいいます。まつ毛パーマの施術は一般的に、アイラッシュサロンに足を運び、プロのアイリストから施術を受けます。
しかし、金銭的・時間的など、何らかの事情によってサロンに通うことが困難な方の間では、セルフまつ毛パーマが人気を集めています。
まつ毛パーマのメリット・デメリット
セルフまつ毛パーマであればサロンに通う時間的な負担がなくご自宅で施術可能で、道具を1度揃えてしまえば毎月のメンテナンス費用もかからないメリットがあります。
気軽にまつ毛パーマを楽しみたい方にとっては有効な選択肢の一つです。
ただし、ご自分で施術する手間がかかることやプロの技術には劣ることなど、いくつかデメリットもあります。心配な方は、セルフまつ毛パーマを行なう前にデメリットについて確認しておきましょう。
セルフまつ毛パーマのやり方
さっそく、セルフまつ毛パーマのやり方について、施術の具体的な手順や必要な道具をご紹介していきます。
セルフまつ毛パーマの手順
まずは、セルフまつ毛パーマを行なう際の手順をご紹介していきます。
なお、パーマ液を放置する時間などは商品によって異なりますので、実際に行なう際は取扱説明書の内容に従うようにしてください。
今回は一般的なセルフまつ毛パーマの手順をご紹介しますので、施術のイメージを掴むための参考になさってください。
1.目元を清潔にする
マスカラ・ビューラーなどをしている方は、目元もメイクをまずは落としましょう。まつ毛にメイクが残っている状態では、施術ができません。
また、施術後すぐには洗顔やクレンジングなどができなくなりますので、夜に施術を行なう際などは、先に入浴などを済ませておくと後がラクですよ。
2.下まつ毛を保護する
施術しない下まつ毛は、アイパックやテープなどで固定し保護しておきましょう。保護することで上まつ毛のパーマの施術の妨げになるのを防ぎます。
保護の手間を省くと、まばたきの際に上まつ毛と下まつ毛が接触してしまい、施術しないはずの下まつ毛に薬剤や付着する等のトラブルの原因となります。
3.ロッドを固定する
上まぶたにロッドを固定していきます。ロッドの裏にクリアグルーを塗り、まぶたに直接貼り付けましょう。
このとき、ロッドの裏にまつ毛がはさみ込まないように注意しつつ、まつ毛の生え際ギリギリまでロッドを寄せることがポイントです。
4.上まつ毛を巻き上げる
ロッドに上まつ毛を巻き上げていきましょう。クリアグルーをロッドに塗り、Y字コームなどで自まつ毛をセパレートしながらロッドに貼り付けていきます。
短い毛の巻きこぼしがないか確認しながら、すべてのまつ毛を真上に立ち上げていきます。
5.1液を塗布して浸透させる
1液を塗布しましょう。多く塗りすぎると液垂れの危険性がありますので、適量をまつ毛の上に乗せています。
このあと時間を置いて1液を浸透させていきますが、時間は商品によって異なるので説明書に従い時間を測ってください。
6.1液を拭き取って巻き直し
時間になったら1液を拭き取りましょう。このとき、巻き上げた自まつ毛がゆるんでいないか確認します。
ゆるんでいるようであれば、クリアグルーを塗って巻き直しを行ない、まつ毛の方向やゆがみをキレイに整えてください。
7.2液を塗布して浸透させる
1液と同様に、2液も塗布して浸透させます。
8.2液を拭き取ってロッドを外す
時間になったら2液を拭き取り、残っているクリアグルーもすべて拭き取ります。
この流れでロッドもオフし、まぶたに付いたクリアグルーや薬剤も残らず拭き取ります。
9.ブラッシングして完成
スクリューブラシなどで毛並みを整えたら完成です。
なお、施術後3~4時間は水で濡らすことができないので、入浴、洗顔、クレンジングなどは控えてください。
セルフまつ毛パーマに必要な道具
セルフまつ毛パーマをご自宅などで行なうためには、必要な道具をすべて揃えた状態で望むようにしましょう。
セルフまつ毛パーマに必要な道具は、以下の通りです。
- パーマ液(薬剤)……自まつ毛を軟化・硬化する
- ロッド(型)……まつ毛パーマの土台
- クリアグルー(水性接着剤)……ロッドに自まつ毛を貼り付ける
- Y字型ブラシ(コーム)……貼り付け時に毛並みを整える
- アイパック(テープ)……パーマをかけない下まつ毛をガードする
- マイクロスティック……パーマ液を自まつ毛に乗せる
- リップスティック(綿棒)……パーマ液やクリアグルーを拭き取る
このうち、パーマ液、ロッド、クリアグルーは専用のものを購入する必要があります。一般の方でもAmazonなどのネット通販で手に入りますので、ご安心ください。
また、その他のアイテムはご家庭にあるもので代替できる場合もありますが、どれか一つでも欠けていると施術に支障が出る場合もあるので、できれば専用のものを揃えるようにしてください。
おすすめは、セルフまつ毛パーマに必要な道具がすべて一式揃っているキットです。バラバラで購入するよりも割安なので、ゼロから揃える方はチェックしてください。
なお、おすすめのキットについてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
セルフまつ毛パーマの注意点
ご自分に対してセルフまつ毛パーマを行なうために、特別な資格は必要はありません。
とはいえ、一般的にまつ毛パーマはプロのアイリストが施術を行なう技術であり、一般の方はより慎重に操作する必要があります。
そこで、セルフまつ毛パーマの注意点についてご紹介していきます。
自分に合ったロッドを使う
セルフまつ毛パーマのかかり具合は、基本的にはロッドの大きさによって決まります。そのため、ロッドの選定を間違えると、まつ毛パーマが上がりすぎたり、上がらなかったりすることがあります。
自まつ毛の長さに応じて最適なロッドを選ぶ必要がありますが、自まつ毛が通常よりも短い方は小さめのロッドを、自まつ毛の長さが通常よりも長めの方は大きめのロッドを選ぶようにしましょう。
パーマ液の放置時間を守る
パーマ液の放置時間は、短すぎても長すぎてもダメです。商品ごとに決められた浸透時間を必ず守りましょう。
放置時間が短すぎるとパーマ液の反応が十分でなく、まつ毛パーマが上がらないことがあります。
逆に、放置時間が長すぎると過剰軟化が起こり、自まつ毛の傷みの原因となります。最悪の場合、塗布した部分から自まつ毛が切れてしまうこともあります。
失敗したら生え変わるまで待つ
セルフまつ毛パーマのよくある失敗には、以下のような例があります。
- 上がっていないor上がりすぎ
- カールの強さに左右差がある
- 方向がバラバラになっている
- 毛先がチリチリになっている
- まつ毛が折れているor切れている
もしもセルフまつ毛パーマが失敗したら、すぐにかけ直すことはできません。最低でも1ヶ月以上の期間を空けてから、再施術を行いましょう。
セルフまつ毛パーマが失敗した場合の対処法などについてもう少し詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしておきましょう。
セルフまつ毛パーマ後のケア
セルフまつ毛パーマを行ったら、ケアを行なうことで美しさを保つことができます。
最後に、セルフまつ毛パーマ後のお手入れについて解説していきます。
まつ毛美容液でケアする
セルフまつ毛パーマには薬剤を使用するため、自まつ毛が多少なりとも傷んだ状態になります。
そのため、まつ毛美容液でのケアを習慣化しましょう。自まつ毛が傷んでいると、切れ毛やチリつきの原因になるだけでなく、まつ毛パーマの持ちも悪くなります。
バラつきはコーティング剤で補正する
セルフまつ毛パーマは、プロが行なうまつ毛パーマに比べると方向の微妙なバラツキなどが起こりやすくなります。
それを補正するためには、コーティング剤が便利です。メイクの際などにスクリューブラシ型のコーティング剤で整えることで、スッと真っ直ぐなまつ毛に近づきます。
まとめ
本記事では、セルフまつ毛パーマのやり方について詳しい手順や道具をご紹介してきました。セルフまつ毛パーマの一般的な施術方法についてイメージが湧いたら幸いです。
実際の施術時は商品の取扱説明所などを参考に、パーマ液の放置時間などは正しく守ってください。
セルフまつ毛パーマは施術後のお手入れまで行なうことでより洗練された仕上がりになりますので、ケア方法も参考になさってくださいね。