「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」は、どちらも「次世代まつ毛パーマ」と呼ばれるまつ毛パーマの仲間です。そのため、基本的な施術方法や仕上がりに大きな違いはありません。
ただし、施術に使用するロッドが指定のものかどうか、施術者が講習を受ける必要があるかどうかなど、細かい部分でいくつか違いがあります。
人によっては、この些細な違いによって仕上がりに差が感じられる場合もあります。そのため、気になる方は両者の違いを知っておいたほうが良いでしょう。
この記事では、パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトの違いについて詳しく解説していきます。どちらの施術を受けるか迷われている方は、ぜひ参考になさってください。
【結論】「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」は“ほぼ”同じ
結論から言ってしまうと「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」は、“ほぼ”同じです。
どちらも「次世代まつ毛パーマ」に分類され、パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトは共に以下のような共通点をもちます。
[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 自まつ毛を根本から立ち上げる(自まつ毛が長く見える)
- 化粧品登録された薬剤を使用する(自まつ毛が傷みにくい)
[/list]
従来のまつ毛パーマは自まつ毛全体をカールさせていくのに対し、次世代まつ毛パーマでは自まつ毛の根本を立ち上げていくことが特徴です。
自まつ毛全体がカールすると自まつ毛は短く見えがちですが、根本からの立ち上げによって自まつ毛が長く見える効果があります。他にも、瞳に光が入りやすくなったり、まぶたのリフトアップ効果があったりと、自まつ毛を根本から立ち上げるメリットはいくつかあります。
また、従来のまつ毛パーマでは自まつ毛をカールさせるための薬剤としてパーマ液を使用していきますが、次世代まつ毛パーマでは化粧品登録されたマイルドな成分の薬剤を使用していきます。
化粧品登録された薬剤は自まつ毛に対するダメージが少な自まつ毛が傷みにくいこともメリットで、まつ育中の方からも次世代まつ毛パーマは人気です。
[say]上記の点においては、パリジェンヌラッシュリフトもラッシュリフトも共通のメリットを持っています。[/say]
従来のまつ毛パーマと次世代まつ毛パーマの違いについてもう少し詳しく知りたい方は、パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマの違いについて詳しくまとめた記事をチェックしてみてください。
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「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」の違い
「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」は似たような施術であるため、どちらのメニューを選んでも同じような仕上りになります。
しかし、厳密に言うと全く同じ施術ではなく、細かく見ていくとわずかな違いがあります。
人によってはこのわずかな違いが気になったり、仕上りに影響が現れる場合もあるため、必要に応じて選び分けたほうが良い場合もあります。
そこで次は、「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」それぞれの特徴について把握し、比較しながら違いを確認していきましょう。
「ラッシュリフト」にはない「パリジェンヌラッシュリフト」の特徴
まずは、パリジェンヌラッシュリフトならではの特徴を確認していきましょう。
パリジェンヌラッシュリフトの特徴は、以下の通りです。
[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]
- 講習を受ける必要がある
- 決まった商材や手順で行う
- 根本のみを立ち上げる
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パリジェンヌラッシュリフトのメリット
そもそも「パリジェンヌラッシュリフト」とは、株式会社IL(アイル)が開発したアイラッシュソリューションで、次世代まつ毛パーマの中でも特定の施術のことを指します。
[say]簡単にいうと「パリジェンヌラッシュリフト」という“ブランド”みたいな感じです![/say]
アイラッシュサロンが「パリジェンヌラッシュリフト」と謳(うた)って次世代まつ毛パーマの施術を行うためには、パリジェンヌラッシュリフト公式の講習を受け、正しい技術を習得する必要があります。 そのため、ある一定以上の技術レベルが保証されていることがパリジェンヌラッシュリフトの安心感でもあります。 また、パリジェンヌラッシュリフトではパリジェンヌラッシュリフト専用の決められた商材を使用し決められた手法で行う必要があるため、安定した技術をお客様に提供できるメリットもあります。
パリジェンヌラッシュリフトのデメリット
ただし、パリジェンヌラッシュリフトにはデメリットもあります。 パリジェンヌラッシュリフトは自まつ毛の“根本のみ”を立ち上げていく施術で、自まつ毛の中間から毛先にかけてのカールを付けません。 これにより、自まつ毛が最大限に長く見えることがパリジェンヌラッシュリフトのメリットでもありますが、根本の立ち上がりのみが仕上りに直結するため、目の形状やまぶたの厚みによって「上がらない」「上がりすぎ」が起こることがあります。 そのため、パリジェンヌラッシュリフトは人によって向き不向きがあるデメリットを持っています。 パリジェンヌラッシュリフトのデメリットについて詳しくまとめた記事もありますので、気になる方はあわせてご覧ください。
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「パリジェンヌラッシュリフト」にはない「ラッシュリフト」の特徴
次は、ラッシュリフトならではの特徴を確認していきましょう。 ラッシュリフトの特徴は、以下の通りです。
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- 講習を受ける必要がない
- ロッドや薬剤を自由に選べる
- 中間や毛先にカールを付けられる
[/list]
ラッシュリフトのメリット
「ラッシュリフト」とは、次世代まつ毛パーマ全般を広く称した施術のことです。 パリジェンヌラッシュリフトのように特定のブランドではないため、アイラッシュサロン側でロッドや薬剤を自由に選ぶことができます。
[say]ラッシュリフトのロッドには、中間から毛先にかけてカールを付けることができるものもあります![/say]
そのためパリジェンヌラッシュリフトで自まつ毛が上がらなかった人は、中間から毛先にかけてのカールを加えることで、立ち上がりを強めることができます。 逆にパリジェンヌラッシュリフトが上がりすぎた人は、中間から毛先にかけてのカールを加える代わりに、根本の立ち上がりを弱めることで自然な仕上りにすることができます。 このように、人によってカール感をデザインできることがラッシュリフトのメリットです。
ラッシュリフトのデメリット<
ただし、ラッシュリフトはかなり広い範囲の技術を指すメニュー名であるため、アイラッシュサロンごとに技術内容や仕上りに差があることがデメリットです。 とくに決まった講習を受ける必要もなく商材にも定めがないため、技術レベルが低かったり安価な商材を使用しているアイラッシュサロンが存在する可能性あります。
[say]予約サイトの口コミなどを参考にして、お客様の評判が高いアイラッシュサロンを選ぶことが失敗を防ぐコツです![/say]
また、ラッシュリフトで中間から毛先にカールを付けた場合、マツエクを併用することはできなくなります。 マツエクを装着したい場合はパリジェンヌラッシュリフトをかけ直すか、ラッシュリフトが完全に取れるまで待つ必要があります。
[memo title=”パリジェンヌラッシュリフトはマツエクと併用可能”]
マツエクを装着するためには、根本より数ミリ上までの自まつ毛がストレートである必要があります。
自まつ毛の根本のみを立ち上げるパリジェンヌラッシュリフトは、マツエクを装着するために必要な接着面に影響がありません。
そのため、パリジェンヌラッシュリフトとマツエクは併用することが可能です。
なお、パリジェンヌラッシュリフトとマツエクを併用したメニューのことを「パリエク」と呼びます。
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[/memo]
「パリジェンヌラッシュリフト」と「ラッシュリフト」どっちがおすすめ?
パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトは似たような施術とはいえ、若干の違いがあります。
そのため、結局のところどちらを選べばいいのか分からない方が多いですよね。
[say name=”お客様” img=”https://eyelash-press.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/komarigao-4.jpg”]パリジェンヌラッシュリフトのほうが信頼できる気がする…[/say]
[say name=”お客様” img=”https://eyelash-press.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/komarigao-3.jpg”]ラッシュリフトはカールが選べるのが魅力的![/say]
パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトは、人によって魅力的に感じるポイントが異なります。
また、目の形状やまぶたの厚み、一重か二重か、仕上りの好みなどによっても、どちらを選ぶべきか変わってきます。
そこで最後に、パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトのどちらがおすすめかを確認していきましょう。
パリジェンヌラッシュリフトがおすすめの人
パリジェンヌラッシュリフトがおすすめなのは、以下のような人です。
[list class=”li-chevron li-mainbdr main-c-before”]
- 自まつ毛を長くみせたい人
- パッチリとした仕上りにしたい人
- 二重(ふたえ)の人
- マツエクと併用したい人
[/list]
自まつ毛の中間から毛先にかけてカールをつけないパリジェンヌラッシュリフトは、自まつ毛を最大限に長く見せたい人におすすめです。また、根本から80°立ち上げることで、よりパッチリとした目元にした人にもおすすすめです。
また、パリジェンヌラッシュリフトは目元の形状やまぶたの厚みによって上がり具合が変わってきますが、パリジェンヌラッシュリフトが最も映えるのは適度な二重まぶたの人です。
パリジェンヌラッシュリフトとマツエクを併用する可能性がある方も、ラッシュリフトではなくパリジェンヌラッシュリフトをかけたほうが無難です。
ラッシュリフトがおすすめの人
ラッシュリフトがおすすめなのは、以下のような人です。
[list class=”li-chevron li-mainbdr main-c-before”]
- 可愛らしさや柔らかい雰囲気にしたい人
- 一重(ひとえ)や奥二重(おくぶたえ)の人
- 自まつ毛がもともと上向きに生えている人
- パリジェンヌラッシュリフトが合わなかった人
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ラッシュリフトは自まつ毛の根本だけでなく中間から毛先にもカールをつけられるため、パリジェンヌラッシュリフトにはない可愛らしさや柔らかい雰囲気をお目元に演出したい人におすすめです。
また、パリジェンヌラッシュリフトを一重や奥二重の人がかけた場合上がりにくい可能性が高いため、確実に上がるほうの施術を選ぶのであればラッシュリフトのほうが無難です。
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逆に、もともと自まつ毛が上向きに生えている人はパリジェンヌラッシュリフトが上がりすぎることがあるため、ラッシュリフトでカール感を調整すると良いでしょう。
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また、一度パリジェンヌラッシュリフトをかけてみて似合わなかった方も、ラッシュリフトであれば似合うかもしれません。
まとめ
本記事では、パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトの違いについて詳しく解説してきました。
パリジェンヌラッシュリフトもラッシュリフトも同じ次世代まつ毛パーマであるため、いくつか共通するメリットがあります。
しかし、ラッシュリフトは次世代まつ毛パーマを広く称する施術であるのに対し、パリジェンヌラッシュリフトはある特定の施術を指す点で、微妙に違いがあります。
人によっては、パリジェンヌラッシュリフトが合う場合やラッシュリフトが合う場合もあるため、それぞれの違いを把握し、ご自身に合うほう選ぶことが大切です。
どちらがおすすめか選ぶうえでのポイントもご紹介しましたので、パリジェンヌラッシュリフトとラッシュリフトでお悩みの方は参考になさってください。