まつ毛美容液は、まつ毛にハリ・コシを与える化粧品の一種です。
まつ毛によって目元を華やがせるために必要なまつ毛美容液ですが、副作用も存在します。
本記事では、まつ毛美容液の副作用について詳しく解説していきます。
まつ毛美容液の副作用が心配な方は、ぜひ本記事を参考になさってください。
まつ毛美容液の副作用とは
まつ毛美容液の副作用とは、まつ毛美容液を使用することで起こる目周りのお肌トラブル等のことです。
具体的には、下記のような副作用があります。
- 目の充血・痛み
- まぶたのかゆみ・赤み
- まぶたの色素沈着
目の充血・痛み
ときどき見受けられるまつ毛美容液の副作用として、目の充血や痛みが挙げられます。
本来であれば、まつ毛美容液はまぶたの皮膚や自まつ毛に塗布する化粧品であるため目の中に入ることはなく、目がしみることはありません。
しかし、塗布する量が多く目の中に入ってしまうと、目が充血したり痛みを感じることがあります。
たとえマイルドな成分のまつ毛美容液であったも、使用方法に誤りがある場合は目がしみてしまうため注意が必要です。
まぶたのかゆみ・赤み
よくあるまつ毛美容液の副作用として、まぶたのかゆみ・赤みが挙げられます。
まつ毛美容液の性質上、まぶたの皮膚の血行がよくなり、一時的にまぶたにかゆみや赤みが出ることはよくあります。
しかし、耐えられないほどのかゆみや目立つほどの赤みが続く場合は、成分が合わない可能性もあります。
かゆみや赤みがひどい場合は一旦使用を中止し、落ち着いてから無理なく続けられる商品に切り替えたほうがよいでしょう。
まぶたの色素沈着
まつ毛美容液の副作用として代表的なのが、まぶたの色素沈着です。
まぶたの色素沈着は、まつ毛美容液に含まれる成分によって皮膚のメラニンが増加し、まぶたの際が黒ずんでしまうことを言います。
色素沈着した場合は、お肌のターンオーバーによって徐々に改善されます。
悪化させないためには、一旦使用を中止し、原因となる成分が含まれない商品に切り替える必要があります。
まつ毛美容液の副作用の中でもとくにまぶたの色素沈着について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
まつ毛美容液の副作用を引き起こす成分
まつ毛美容液によってどのような副作用が起こるかは、人によって異なります。
気になる副作用があるようであれば、原因となる成分が含まれないまつ毛美容液を選ぶ必要があります。
注意したほうが良い成分は、下記のような成分です。
- 刺激成分(エタノール等)
- ビマトプロスト
刺激成分(エタノール等)
まつ毛美容液には、エタノール等の刺激成分が含まれていることがあります。
とくにアルコール類へのアレルギーがある方でなくても、敏感な目周りに使用することで刺激を感じる場合もあるでしょう。
同様に、使用してみて違和感を感じた場合は、お肌に合わない刺激成分が含まれている可能性があります。
まつ毛美容液の成分は商品によって異なりますので、別の商品に切り替えることをおすすめします。
ビマトプロスト
まつ毛美容液の副作用の中でも、とくに色素沈着の原因となるのが「ビマトプロスト」という成分です。
海外製のまつ毛美容液や医療機関から処方されるまつ毛外用薬には、ビマトプロストが含まれていることがあります。
ビマトプロストはもともと、まつ毛貧毛症の治療薬として用いられる成分で、高い育毛効果を持ちます。
しかし、塗布した部分のメラニンを活性化させる作用もあるため、副作用として目の際が黒ずんでしまうのです。
まつ毛美容液の副作用の予防方法
まつ毛美容液を使用したからといって、必ず副作用が起きるわけではありません。
しっかりと予防に努めることで、まつ毛美容液による副作用のリスクを少しでも減らしましょう。
まつ毛美容液による副作用の予防には、下記のような方法があります。
- 正しい使用方法を守る
- 期限切れの商品を使用しない
- まつ毛美容液の選び方に注意する
正しい使用方法を守る
まつ毛美容液を塗る回数や1回あたりの塗布量は、正しく守りましょう。
効かせようとするあまり、規定より多く使用してしまうことがあるかもしれませんが、お肌トラブルの原因となることがあります。
とくに、「1日1回まで」「2度塗りしない」などの注意書きがある商品は、比較的成分が強めである可能性があります。
期限切れの商品を使用しない
まつ毛美容液をはじめとする化粧品には、使用期限があります。
とくにまつ毛美容液は、使用した先端をボトルの中に収納する性質上、雑菌が繁殖しやすくなっています。
開封後、半年以上経っている場合は成分が変質している可能性もありますので、使用せず買い替えるようにしましょう。
まつ毛美容液の使用期限については下記の記事に詳しく書かれていますので、気になる方はご覧ください。
まつ毛美容液の選び方に注意する
まつ毛美容液の副作用は、成分が合わないことによって起こる場合がほとんどです。
また、まつ毛美容液には相性もあるので、実際に使ってみないと合う・合わないが分からないかもしれません。
人気のまつ毛美容液であっても、成分が強すぎてお肌の弱い方には合わない場合もあります。
口コミなどを参考にしたり、少しでも違和感がある場合は買い替えを行なうなど、まつ毛美容液の選び方には注意しましょう。
まとめ
まつ毛美容液の副作用には「目の充血・痛み」「まぶたのかゆみ・赤み」「まぶたの色素沈着」などがあります。
これらは、誤った使用方法や刺激成分などによって起こる場合もありますが、ビマトプロスト等の特定の成分が原因となる場合もあります。
少しでも副作用の予兆を感じたら、すぐに使用を中止し、べつの商品を使用するなどの対策を行いましょう。